ここでは教材用の単純な目安として、必要枚数を「1日使用量×補充リードタイム×(1+余裕率)÷1箱の収容数」を切り上げて求めます。1日80個、補充0.5日、余裕率25%、1箱10個なら、80×0.5×1.25÷10=5枚です。
この例でかんばんに対応する数量の上限目安は5箱×10個=50個です。常に50個の現物在庫がある意味ではなく、使用中・補充中を含む循環の枠です。枚数を増やすと欠品を和らげる場合がありますが、工程間の在庫や問題の見えにくさも増やします。
この式は普遍的な規格ではなく、変動や輸送の頻度、容器の場所を単純化しています。需要急増や長期欠品のときは、この枚数なら必ず足りるとはいえません。まず原因と実測した補充時間を調べ、枚数の変更には承認と履歴を設けます。
MRPは将来の需要と構成から必要量・時期を計画し、かんばんは現場の消費を補充へつなげます。共通部品をかんばんで補充しつつ、長納期部品をMRPで先行手配するなど併用できます。同じ品目・期間に二重手配しないよう、補充対象と責任を分けます。