製造業は、材料や部品を加工・組立てして製品を提供します。機械・自動車などの加工組立型、化学・食品などのプロセス型等では、生産計画、仕掛品、製品の管理方法が異なります。自社工場を持つ形態だけでなく、製造の全部または一部を委託する形態もあります。
製造のために購入した材料は、使用前には原材料等の棚卸資産として管理し、製造への消費に応じて材料費等へ振り替えます。材料費、労務費、経費を集計して製品原価を求める仕事は原価計算と結びつきます。製品をそのまま外部から仕入れて販売する場合は、商品仕入れとして扱う例もあります。
完成品を倉庫へ入れてから受注・出荷するモデルは、販売管理と生産管理の分担を学ぶ一つの例です。ただし、受注生産では受注が生産を開始する契機となり、設計変更、部品調達、進捗、納期を販売側と共有します。完成品の入庫後だけが販売管理の対象と一律に決まるわけではありません。
ERPなどで情報を統合しても、受注・生産・原価・在庫・会計それぞれの責任は必要です。どの部署が数量や価格を確定し、どの記録を会計へ渡すかを決め、委託先にある自社材料や製品も所在と所有の両面から追跡します。