LESSON 46 / 53第2節 連結財務諸表
単体決算から連結決算への移行
連結財務諸表は、親会社と子会社を一つの経済的な企業集団として捉え、その財政状態・経営成績・キャッシュフローを示すものです。個別財務諸表もそれぞれの会社の報告として役割があります。
例えば製造を親会社、販売を子会社が担当すると、親会社が子会社へ販売しただけでは、グループ全体として外部へ売れたことにはなりません。単純な合計では内部売上や債権債務が重複するため、連結上の修正・消去が必要です。
子会社の範囲は、議決権の保有状況だけでなく意思決定機関を支配しているかという実質も踏まえて判定します。持株基準と支配力基準を自由に選べるわけではありません。支配していない関連会社等には、重要な影響力等を判定して持分法を検討します。
会計上の連結と、法人税のグループ通算制度は別です。2022年4月1日以後開始事業年度から連結納税制度はグループ通算制度へ移行しました。会計の連結範囲と、国内完全支配関係等を基礎とする税務の対象範囲・適用要件は一致しません。
企業会計審議会
金融庁に置かれ、会計・監査等に関する事項を審議する機関です。民間の会計基準設定主体である企業会計基準委員会(Accounting Standards Board of Japan:ASBJ)とは区別します。具体的な日本基準はASBJの公表物等も確認します。
連結で内部取引を消去する理由
個別財務諸表だけでは、内部取引がグループ全体の外部売上・利益へどうつながったかを十分に把握できないことがあります。連結では内部売上・債権債務と、内部在庫に含まれる未実現利益等を消去して、外部との取引を中心に示します。
連結情報と個別情報
親会社だけでなく子会社を含む企業集団の実態を把握するため、連結財務諸表が重要な情報となります。個別財務諸表にも会社単位の報告として役割があります。現行の開示は金商法等の適用と対象会社を確認します。
ここまでの内容を確認できましたか?
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改訂版 基準日 2026.10.31
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2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について