LESSON 50 / 53

第2節 連結財務諸表

資産の相殺と利益処理

読了目安 約3分第5章
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連結では、親会社の子会社株式という投資と、それに対応する子会社の資本を相殺します。親会社が100万円を出資して新設した100%子会社が、まだ事業を行わず資本金100万円のみを持つ単純な例なら、借方:資本金100万円/貸方:子会社株式100万円で消去できます。

既存会社の買収では、株式の取得額と子会社の帳簿上の資本は通常そのまま一致しません。取得日時点の識別可能な資産・負債を評価し、取得原価を配分したうえで、のれん等を計算します。日本基準ののれんは原則として20年以内の効果の及ぶ期間で規則的に償却し、必要に応じて減損も検討します。

親会社が80%を持つ子会社でも、子会社の資産・負債・収益・費用は原則として全体を連結します。外部の株主の持分20%は非支配株主持分として純資産に区分します。80%だけを単純合計する処理ではありません。

子会社の調整後当期純利益が100万円で、持分割合が通期一定、ほかの調整もない例では、20万円が非支配株主に帰属する利益、80万円が親会社株主に帰属する利益です。連結当期純利益と、親会社株主・非支配株主への帰属を区分して表示します。

純資産の変動は株主資本等変動計算書等で説明します。のれんの旧称や少数株主という旧表示を現行の基本科目にせず、会計基準の違う企業との比較ではのれんの償却等の取扱いを確認します。

このレッスンの用語

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投資と資本の相殺の前提

100%出資して新設した子会社が、まだ損益やほかの純資産変動を持たない単純な例では、出資額と対応する資本を相殺できます。既存会社の買収では株式の取得額と帳簿資本は同じとは限りません。取得時の識別可能資産負債を評価し、のれん等を計算します。日本基準ののれんは原則20年以内で規則的に償却し、減損も検討します。

連結利益の帰属と純資産の変動

現在の連結損益計算書では、連結当期純利益と、親会社株主・非支配株主への帰属を区分します。純資産の増減は株主資本等変動計算書等で示します。旧「連結剰余金計算書」や「少数株主損益」を現行の基本表示としません。

非支配株主に帰属する利益

子会社の外部株主持分が通期20%で、他の連結調整等を省く場合、調整後利益100万円の20万円を非支配株主に帰属する利益、80万円を親会社株主に帰属する利益とする例です。期中の持分変動等があれば単純な期末割合だけでは決めません。

非支配株主持分とのれん

子会社の外部株主の持分は、連結の純資産で非支配株主持分として区分します。買収では取得日時点の資産負債の評価と取得原価の配分を行い、のれん等を計算します。取得株式額と子会社の帳簿資本の差を、そのまま常にのれんとするわけではありません。

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改訂版 基準日 2026.10.31

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