LESSON 08 / 45

第1節 注文を受ける

新規取引の開始

読了目安 約3分第2章
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新しい得意先と掛け取引を始めるときは、相手の事業内容、財務状況、取引実績等を調べ、代金を回収できるかを検討します。公開情報、信用調査資料、必要に応じた財務資料等を組み合わせ、与信限度額、回収期限、支払方法、保証等の条件を決めます。調査結果だけで回収が保証されるわけではありません。

取引条件の承認後、得意先マスターへ名称、所在地、請求先、法人番号等の識別情報、締日、支払期日、回収方法、与信限度額等を登録します。適格請求書の登録番号や登録の有効期間等は、必要に応じて取引先・税務属性として管理します。得意先と仕入先を兼ねる相手は両方の役割を区別し、重複登録を防ぎます。

与信は開始時だけでなく継続して管理します。売掛残高に加えて未出荷の受注や未請求の提供分など、社内で定めた与信使用額を集計します。限度超過や延滞時には受注・出荷を保留し、権限のある担当者が例外の理由と期限を承認します。限度内なら常に営業担当だけで自由に判断できるとは限りません。

取引が取適法の対象かどうかは、仕入先等の名称だけでは決まりません。委託の内容と当事者の資本金・従業員基準等を確認し、条件の明示や支払期限等の管理へ反映します。紙の手形から振込・電子記録債権へ切り替える場合も、契約と金融機関の取扱期限を確認します。

回収資金を早期に得る手段には債権譲渡等もありますが、手数料や買戻し・償還条件でリスクは異なります。金融庁が注意喚起する偽装ファクタリングもあるため、単なる便利な回収方法として扱わず、契約実質と相手先を確認します。

このレッスンの用語

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いくらまで掛け売りができるか

取引先に供与する信用の上限を与信限度額という。残高だけでなく未出荷受注等のどこまでを使用額へ含めるかを決める。限度超過や延滞時の受注・出荷保留と例外承認を管理し、限度内でも社内の権限・取引条件を守る。

信用取引

ここでは、取引相手の支払意思・能力を踏まえて、商品等の提供後の期日に決済する約束をする取引。与信限度、支払条件、延滞や回収の監視を伴う。証券取引の信用取引とは文脈を区別する。

得意先マスターに登録

得意先の識別・請求先、与信限度、締日・支払期日、回収方法等を承認して登録する。必要に応じ税務登録属性や有効期間も管理する。手形等の移行は金融機関の期限と法の適用条件を確認し、変更履歴・重複防止を設ける。

ここまでの内容を確認できましたか?

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改訂版 基準日 2026.10.31

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制度の対象・適用時点は本文を参照してください。取引や企業によって取扱いが異なります。

2026年10月31日を基準に改訂した学習用教材です。改訂本文に対応するナレーション音声を再生できます。教材について