損益分岐点は営業利益がゼロになる販売量または売上高です。単位限界利益p−vが正なら、損益分岐点数量=固定費F÷(p−v)です。必要な販売数量が整数なら端数の扱いも確認します。
金額で求めるときは、限界利益率=1−変動費率を使い、損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率となります。売上が損益分岐点を上回れば、このモデルの条件の下で利益が生じます。
ケースAでは固定費103万円、変動費率180万円÷300万円=0.6、限界利益率0.4です。損益分岐点売上高は103万円÷0.4=257万5,000円です。実際売上300万円との差42万5,000円は安全余裕額、売上高に対する比率は約14.2%です。
限界利益率がゼロ以下なら、通常の正の損益分岐点は求められません。また、計算した必要数量が設備能力や需要を超えるなら、価格・費用構造・投資等の別の対応が必要です。