LESSON 42 / 48

第2節 収益率・資本コストと業績評価

資本チャージを引いた残余利益を比較する

読了目安 約2分第4章
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簡略モデルの既存残余利益は、内部利益2,400万円−自己資本5,000万円×32%=800万円でした。新規事業を合計すると内部利益3,800万円、評価基礎の自己資本8,500万円になります。

合計後の資本チャージは8,500万円×32%=2,720万円、残余利益は3,800−2,720=1,080万円です。増加額は280万円で、追加利益1,400万円−追加自己資本3,500万円×32%=280万円とも一致します。

このモデルの下ではROAが40%から38%へ下がっても、資本チャージ控除後の利益は800万円から1,080万円へ増えます。収益率だけの評価と、資本の必要収益を控除した金額による評価では、投資への誘因が変わることを示しています。

ここでの結果は、自己資本基準・32%という仮定を置いた残余利益の結果です。正式EVAと同一視せず、NOPAT・投下資本・WACCを用いる場合はその定義で再計算します。単年度の残余利益だけで長期投資の採否を確定せず、NPV等と合わせて検討します。

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