LESSON 05 / 48

第2節 原価を分類する目的と範囲

製造原価・売上原価・販管費を区別する

読了目安 約2分第1章
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売上原価と販売費及び一般管理費(販管費)の合計を、このコースでは営業費用として扱います。売上高−売上原価=売上総利益、売上総利益−販管費=営業利益です。

製造原価は材料費・労務費・経費に分けられます。本コースでは、労務費と経費をまとめて加工費と呼びます。工場の間接費も適切な配賦を通じて製品原価に含まれるので、「直接使った材料だけ」が製造原価というわけではありません。

当期製品製造原価=期首仕掛品原価+当期製造費用−期末仕掛品原価です。売上原価は、これに期首製品原価を加え、期末製品原価を引いて求めます。発生した製造費用と売れた製品の原価を分けるため、在庫の移動が必要になります。

販管費には広告宣伝、販売活動、本社管理などの費用があります。外部報告上は通常、製造原価とは区別して期間の費用にします。一方、内部の製品別・顧客別採算では、販管費を直接追跡したり、合理的な基準で配賦したりする場合があります。

仕入販売では商品の仕入原価が売上原価の中心となり、サービスでは提供に要する人員や外注等のコストが重要になります。小売でも自社加工を行うなど複数の活動があるため、業種名だけで原価構造を決め付けないようにします。

このレッスンの用語

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加工費

本コースでは製造原価のうち労務費と経費を合わせたもの。材料費と加工費という区分で計算する。直接/間接、固定/変動の分類とは別の軸。

商品・製品・仕掛品

一般に仕入販売するものを商品、製造を完了したものを製品、製造途中を仕掛品と呼ぶ。兼業や自社加工もあるため業種名だけで決めず、実際の活動・在庫の状態で区分する。

売上原価

販売した商品・製品や提供したサービスに対応する原価。製造業では期首製品+当期製品製造原価−期末製品等で求める。仕入・製造費用の当期発生額とは必ずしも同じでない。

製造費用と製品製造原価

当期製造費用は当期の材料費・労務費・経費の合計。期首仕掛品を加え期末仕掛品を引くと当期製品製造原価になる。販売済みの原価とは在庫の分だけ異なる。自社加工等では小売でも製造活動がある。

販管費

販売費及び一般管理費。通常は外部報告で期間費用とする。内部採算のため直接追跡や配賦を行うことがあり、固定/変動も発生条件によって分ける。

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改訂版 基準日 2026.10.31

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