この例の標準原価カードは、製品1個につき材料2kg、材料価格1,000円/kg、加工時間3時間、加工費率1,500円/時間とします。1個当たり標準材料費は2,000円、標準加工費は4,500円、標準製造原価は6,500円です。
基準操業度は、間接費の予算や配賦率を設定する基礎となる活動量です。直接作業時間、生産数量、機械時間など、費用の発生と関係する単位を選びます。需要や生産計画に基づき1,000個を計画するなら、この例の直接作業時間は3,000時間です。
最大で2,000個・6,000時間を扱えるとしても、計画操業度と最大能力は区別します。予定操業度、固定費予算、変動費率を明らかにし、需要の変化や遊休能力による差異を把握します。
標準は必要な技能、通常の減損や時間的余裕、設備条件等を考慮して設定します。予算に使うときは、価格や数量などの前提をそろえます。標準を常に緩めるという考え方ではありません。